遠くへ行きたい

TOP> 時効成立

告白4(〜)

;

自販機

すする女

どういう理由か会社を辞めていった知り合いの話です。

私のつとめている会社は、会社自体が大きいこともあって、社内を清掃をしてくる会社があり、通路や窓の清掃、共有のゴミ箱の整理などをしてくれます。おかげで通路などにはほこりも少なく、来客があるときなどすごくうれしいのです。それがいつのことだったか、コーヒーを飲もうと社内に備え付けられている紙パックの自動販売機にでかけたときです。掃除のオバサンが、自販機の紙パックゴミ箱を掃除してくれていたんです。「あぁ、ゴミ箱からこぼれそうなパックの量だったから片づけてくれるんだ。」そんなふうにありがたく思いながら近づく私。?それにしては不思議な姿勢、?へんな音がしているんだけど”ズズズー”って。見てはいけないものを見てしまいました。ここで告白していい物か迷いました。そのオバサンはゴミ箱に捨ててある飲み残しの紙パックのストローに口をつけ、紙パックが思い切りつぶれるくらいにそれをすすっていたのです。ズズズー、ズズズーと。「イヤ、あれは自分が買ったジュースに違いない」そう思いたいのは確かですが、アレはどう考えても捨ててある紙パック....

自販機

ヤケドしたっぽい

つい最近の話で実は時効はまだまだ先です。ばれることも無いだろうから告白してしまいます。

会社には自動販売機があります。缶でも無ければ紙パックでもない、よく企業に納められている紙コップが落ちてきて新鮮な豆からコーヒーができあがる自販機。いつものようにコーヒーを飲もうと自販機に金と入れボタンを押したものの、こういうタイプの自販機は出てくるのに時間がかかる。今のうちにトイレを済ませておこうとボタンを押してすぐにトイレに駆け込んだのです。用を足してダラダラしていると、バタバタと走ってくる人がいるんです。その人はコーヒーを手にぶちまけたらしく火傷した手をトイレの水道水で冷やしている。あわてふためいたのかズボンまでコーヒーで濡らして。さっき私が自販機のコーヒーを取らずにトイレに行ったから、この人はそれを知らずに新しく金を入れてボタンを押した。置き去りのコーヒーカップの上に新たにカップが落ちてきて、熱いコーヒーが取り出し口からあふれてきたのだろう。知らずに取ろうとしてやけどしたの違いない。とっさにでた言葉
「大丈夫ですか!」
犯人は自分なのに、心配しているそぶりを見せて。

その後、あえて新たにコーヒーを購入し、
「ほら、今からコーヒーを買うからさっきのは俺じゃねーよ」
光線を出している私

本当に悪いことをしました。

トイレ

ウジ虫の大量発生

中学生の頃の夏の話です。我が家のトイレは今では不衛生で考えられない溜め置きトイレです。俗に言う「ボットン便所」。実際便器に座りその地下方向に目をやると、さっき自分が落とした物が見えるという実に気分の悪いトイレです。気分が悪いのは見た目だけではなく、臭いもすごいんです。もともと腐敗している物が身体から出てくるのに、ソレがさらに腐ってその上たまっているのだから仕方のないこと、夏になればそれはそれは異様な臭いが。その臭いに引き寄せられるかのようにハエがたかるトイレ、いつの事だったか、いつものように腹痛でトイレに駆け込んだのです。あわてつつトイレのドアを開けてビックリ、金隠しと呼ばれる部分にウジ虫がびっしりとくっついていて、さなぎになろうとしているのか必死にその場所を探しているのです。ウニウニと動く姿に一瞬気絶しそうでした。もう腹痛などどこかへ行ってしまい、すぐに両親に報告。
「?あぁまた出てきたの」
と、なんら驚きもせず言う母。どうにかして気持ち悪い!と訴えるとほうきと怪しげな薬の入った容器を持ってトイレへ向かい、慣れた手つきでまだうごめいているウジをバッバッと掃いたかと思うと、肥溜めの中に薬をドボドボと入れていました。部屋を掃除するかのように普通に...。
「薬いれたから大丈夫よ」
そんな言葉を掃き捨てて消える母と、さっきまでウジが居たトイレで用を足す俺

どうやら夏になるとたま〜に発生するらしいですウジ虫。しばらくはトイレのウジでも見られたら困ると、友人とファミコンなどをしながらドキドキの毎日で、誰か来るたびにトイレに先回りしウジが外にでてきてたらほうきで掃き捨てる作業をしてました。未だ水洗には変わらないようで夏になるとウジが発生、ごくまれに便器まではいずりあがってきます。恥ずかしくて人にいえない秘密の一つで時効は当分やってこないと思います。

グラタン

グラタンが宙を舞う

中学校での出来事です。私の通った小中学の昼食は給食でした。給食当番という名のもとに、重い重いシチューの入った鍋の化け物のような物を運ぶ作業、それはそれは嫌な作業でした。当番を免れた物は並んで食べ物が配られるのを待つ。当番とは違って食べるだけ。幸せそのもの

いつのことだったか、ほぼマンネリ化していた給食に珍しいおかずがやってきたのです。時折、たとえば牛乳にコーヒーの粉のような物がついてきたり、いつもはジャムなのに蜂蜜だったりする事があったのですが、そのときのそれは”グラタン”、かなり田舎の学校だったこともあるし、グラタンという異国の食べ物はテレビでしか見たことの無かった私たち。本来トロリとしておいしいグラタンなのでしょうがそれは別物。冷めていて堅くて、見るからにまずそう。珍しさだけで最初は食べていたものの、やはりマズイ。しばらくして、誰かがグラタンを残飯入れに放り投げたのです。それが合図でした。
「マズイ、くえん!」
残飯の入れ物に向かって飛び交うグラタンの入れ物。投げ入れたところで残飯入れに入るわけがありません。壁にぶち当たる、床にこぼれる。それはそれはドリフなどで見られるパイ投げ状態。給食の時間が終わる頃には教室がすさまじい光景になっていました。私も投げ入れた一人だったことは言うまでもありません。

お誕生日会

人生最大の悪事(いまのところ)

小学生の頃の話です。私の誕生日も近づく3/14日、そのころ仲良しだった知り合いを呼んで我が家でお誕生日会なるものが催されたのです。小学生にはよくあるパターン、なぜか覚えているのは、ケーキはでなくてオムライスがでたことと、フルーツポンチみたいなものを食べたと言うこと。そして友達が二人来ていたこと。やがて、そういった食事も終わると、誕生日会といってもしょせん小学生。終われば普通に遊ぶ。そのころ花火を分解したりする実にあぶない遊びが流行っていて、私とその友達とで爆竹をばらしては、1本1本をジャガイモに突き刺したり、カエルやイモリを殺すという残酷な遊びを始めたのです。最初は家の近くで遊んでいた物の、生き物がそう見つかるわけもなく、やがて小さな谷川の流れる山へ出かけることに。沢ガニなんかを例によって殺しまくってました。もちろん爆竹で。もう木っ端みじんになるカニに興奮しまくり。

夕方近くになり、飽きてきた私たちは、山を下りて帰ることにしました。そうすると、よく顔を知っているガソリンスタンドのおじさんが青い顔をして、私たちが今降りてきた山へ走っていくのです。
「山から煙が!、火事じゃないか!。おまえら爆竹で遊んでなかったか」
もう、それから先はあまり覚えていません。怖くなって4人で泣いていたこと、近くの丘で同級生の人が私たちの顔を見ていたこと。夜になって家に帰っても、殴られて家に入れてもらえなかったこと。寒い中、弟と外で泣いていたことを覚えています。次の日の学校では大騒ぎになっていて、丸1日職員室で正座させられました。

それだけではありません。村で何か悪い事件が起こることに、犯人にされる始末。ミカンが盗まれた。乳母車が取られた。どれもこれも犯人にされそうになって、それはそれは悔しい思いを。

何年かたって、山火事の現場写真を見せてもらいましたが、それはそれは燃えまくった写真でした。あの賠償金ってどうやって工面したのか、今でもそれはわからずじまいです。

ゲーム&ウォッチと焼き鳥

窃盗団あらわる

あれは小学4年生くらいだったと思います。そのころゲーム&ウォッチという液晶のゲーム機が一世を風靡していたのです。当然友達という友達がなんらかのそういうゲーム機を持っていて、今思えば単純なゲームに没頭していました。我が家は貧乏なのかそういうゲーム機を買ってくれなくて、実はほしかったけれど、どうせ言っても買ってくれないからと我慢をしていたのを覚えています。それが、いつだったか私の兄が
「オイ、ちょっと来い」
と私を呼んだのです。そこには、我が家にはあるはずの無いゲーム&ウォッチ「天国と地獄」がありました。当然うれしさのあまり遊びまくりで、きっと友達から借りてきたのだろうと思っていました。しばらくして兄が一言。
「誰にもいうなよ」
それは、そのころ銀行振込でなかった親の給料袋から金を盗んで、私の住む村から自転車で1時間ほどかかる町に兄がでかけ、購入してきたものでした。別に不良というわけでもない兄が盗みを働いていたのです。それだけではありません。これからさらにお金を盗み、新しいゲーム機を買いに行くと言うのです。一人じゃ怖くなったのか、私を誘う兄。兄は寝室の押し入れにある金庫の開け方を知っていて、そこから1万円盗んでいました。そ のお金で新しいインベーダゲームを買いに行ったのを覚えています。自転車に乗って。

あとで聞いた話ですが、弟も兄の窃盗団に入っていたらしく、兄の盗んだ金でつり道具を買いに行かされ、帰り道にあまったお金で3000円分の焼き鳥を買って、食いまくったと言ってました。焼き鳥なんていうものはめったに食べることがなく、よっぽど食べたかったのか3000円分。食う前は「これくらい食べられるだろう!」と買ったらしいんですが、途中で気持ち悪くなり、川に捨てたとのこと。持ち帰りたくても盗んだ金で買った物だから泣く泣く捨てたことでしょう。

やがて、そういう悪事が裁かれる日がやってきました。町で買い物をしている姿を学校の先生に見つかってしまい。それがどういうわけか両親に知れたのです。きっと両親も給料袋のお金の事。うすうすは感じていたんだと思います。我が子が盗みを働いているということを。

結局盗んだお金は

天国と地獄
インベーダゲーム
パイプをつなぐゲーム
つり道具
焼き鳥

につぎ込まれました。
小学生のころ、小遣いはその都度100円とかもらっていた時期、1万円は本当に大金でした。兄も、弟も、そして私もそれに踊らされたのです。まさしく”天国と地獄”でした。


http://motsugo.jp/
制作者:ISAO
連絡先:メールアドレスは画像で